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超常的な進化をするポケモン 八選【種族が変わる異常なポケモン】

変な進化をするポケモン ストーリーネタ
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変な進化をするポケモン

こんにちは、しゅんくり~むです。

今回はポケモンネタの記事になります!

 

ポケモンの進化

一部のポケモンは「進化」することでその姿を変え、より優秀な能力を身に付けます。あるポケモンは屈強な姿になり、あるポケモンは神秘的な力を身に着け、またあるポケモンは羽化して大空へと羽搏きます。十人十色に姿を変え、私たちに様々な夢を見せてくれるポケモンの「進化」なのですが、多くのポケモンが「常識」という枠に則った変態を見せる中、時に私たちは変態的な変態を実現する恐ろしい「進化」を目の当りにするのです…

さて、普通のポケモンは蛹トランセルから蝶バタフリーに進化したり猿ヒコザルから猿モウカザルに進化したりと、その姿を大きく変えつつも種族が変わってしまうことはないのですが、ポケモンの世界には進化することで種族までも変わってしまう不思議なポケモンも存在しています。

に進化するトンボに進化するアリジゴク

我々は彼らの「異常な進化」を黙認しても良いのでしょうか?
いや、良いはずがありません!

ということで今回は、そんな進化によって明らかに種族が変わってしまうポケモンをまとめていこうと思います!

 

ドジョッチ・ナマズン

ナマズに進化するドジョウ

ドジョッチ(ひげうおポケモン)
モチーフ:ドジョウ
ナマズン(ひげうおポケモン)
モチーフ:ナマズ

ホウエン地方の水ポケモンの一種であるドジョッチとナマズンです!

「ひげうおポケモン」の括りで無理やり繋げてますが、ドジョウとナマズって全く別の生き物ですからね。現実では同じ泥水に住んでそうな魚で、見た目も似てると言えないこともないんですが、ドジョッチとナマズンは見た目が全く似てなくないですか…?

ヒゲと謎のギザギザマークで統一感を醸し出してはいるのですが、少し無理がある進化ですよね。

 

ミジュマル・フタチマル・ダイケンキ

ラッコから進化する水神?

ミジュマル(ラッコポケモン)
モチーフ:ラッコ or カワウソ
フタチマル(ラッコポケモン)
モチーフ:ラッコ or カワウソ
ダイケンキ(かんろくポケモン)
モチーフ:???

イッシュ地方の御三家の一種であるミジュマル・フタチマル・ダイケンキです。

まずミジュマルとフタチマルのモチーフについてなのですが、分類は「ラッコポケモン」でありながら、なんと英語名は「カワウソ」に由来した名前になっています。ラッコとカワウソは魚貝類を食べる生物という共通点はあるものの、実際は全く別の生き物です。ラッコなのかカワウソなのかはっきりして欲しいですね…

さらに問題なのはその最終進化です。ダイケンキは一体何をモチーフにしているんでしょう…? 進化前のラッコかカワウソかどっち着かずな系統を見事に裏切り、何の動物なのかよくわからに四足歩行の生き物に変わり果ててしまっています。
イッシュ地方の御三家はそれぞれ「和・洋・中」をイメージしてデザインされており、ダイケンキは「和」のイメージを担っているのですが、和の侍っぽいイメージに引っ張られすぎて進化前の面影が無くなってしまったのは少し残念ですね。

 

キバニア・サメハダー

サメに進化するピラニア

キバニア(どうもうポケモン)
モチーフ:ピラニア
サメハダー(きょうぼうポケモン)
モチーフ:サメ

ホウエン地方の水ポケモンの一種である、キバニアとサメハダーです。

ピラニアとサメという「人を襲う水中生物」で統一された進化体系ではありますが、ピラニアとサメって同一種にするにはかなり無理がありますよね…。現にポケモン図鑑の説明でも二匹の現実的な習性の差は埋められておらず、キバニアは「ジャングルを流れる大河に生息している」のに対して、サメハダーは「海中を高速で泳ぎ回る海のギャング」とされています。

進化したら海に出るという隠し設定でもあるんでしょうか?

 

パールル・ハンテール・サクラビス

ウツボに進化するアコヤ貝

パールル(2まいがいポケモン)
モチーフ:アコヤ貝(真珠)
ハンテール(しんかいポケモン)
モチーフ:うつぼ?
サクラビス(なんかいポケモン)
モチーフ:サクラエビ…?

こちらもホウエン地方の水ポケモンの一種である、パールル・ハンテール・サクラビスです。

まず、貝が魚に進化するって何…??

ポケモンに馴染んでいる人であれば受け入れられるかもしれませんが、初見では到底受け入れられる進化ではありません。特定のレアアイテムを持たせて通信交換という見つけにくい進化条件であるため、その分進化先を突拍子もない形態にしたのかもしれませんね…それにしても恐ろしい進化です。

さらに、ハンテールはまだウツボのような海中生物をモチーフにしたのだと直ぐに分かるのですが、サクラビスのモチーフって何なんでしょうね? その可愛い見た目に反して「細い口を刺して獲物から体液をズルズル啜る」といった不気味な図鑑説明もあり、謎はますます深まるばかりです…

 

ヒンバス・ミロカロス

リュウグウノツカイに進化するブラックバス

ヒンバス(さかなポケモン)
モチーフ:バス
ミロカロス(いつくしみポケモン)
モチーフ:リュウグウノツカイ?

またまたホウエン地方の水ポケモンの一種である、ヒンバスとミロカロスです。ホウエン地方には不思議な進化をするポケモンが多いですね…

こちらは異常というよりは面白い進化ですね。醜いアヒルの子を思わせるような、醜い姿から美しい姿への進化になっています。ポケモン図鑑では、ヒンバスは「みずぼらしい姿で研究者も誰も注目しない」とされており、ミロカロスの説明文でも進化に関して一切触れられていないので、ポケモンの世界ではヒンバスとミロカロスが同系統のポケモンであるという事実は広く知られていないのかもしれません。

 

コイキング・ギャラドス

竜に進化する鯉

コイキング(さかなポケモン)
モチーフ:コイ
ギャラドス(きょうあくポケモン)
モチーフ:ドラゴン

カントー地方の水ポケモンの一種であるコイキングとギャラドスです。

こちらも異常な進化というより面白い進化で、中国の故事成語「登竜門」を由来とした進化ですね。日本でも「鯉のぼり」という形で伝統が残っていますが、滝を登り切った鯉が竜になるといった類の伝承を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

よくミロカロスと対になって語られますが、コイキングからギャラドスへの進化はしっかり図鑑で言及されており、「進化時に脳細胞の構造が組み変わるため狂暴な性格になる」とされています。

 

ナックラー・ビブラーバ・フライゴン

蟻地獄とウスバカゲロウとトンボ

ナックラー(ありじごくポケモン)
モチーフ:アリジゴク
ビブラーバ(しんどうポケモン)
モチーフ:ウスバカゲロウ
フライゴン(せいれいポケモン)
モチーフ:トンボ(蜻蛉の英名はドラゴンフライ)

ナックラー・ビブラーバ・フライゴンは、一見すればちぐはぐな3匹の組み合わせに見えるのですが、生物学的・文化的に見てみるとなかなか面白い側面が見えてくる進化になっています。

実は、現実世界でもアリジゴクはウスバカゲロウの幼虫で、一見全く別の種に変わっているように見えるナックラーからビブラーバへの進化は全く矛盾が無いのです。さらに、ウスバカゲロウとトンボは同じ生き物…とは流石に行きませんが、文化的にカゲロウとトンボは近い種として見なされていた背景があり、現に「蜻蛉」という字は「とんぼ」だけでなく「かげろう」とも読みます。

またフライゴンの分類である「精霊ポケモン」は、「蜻蛉(音読みでセイレイ)」から来ていたり、特性の「浮遊」は「蜉蝣(カゲロウ)」の漢字から来ていたりと、色々と遊び心がある進化ですね!

 

テッポウオ・オクタン

蛸に進化する魚

テッポウオ(ふんしゃポケモン)
モチーフ:鉄砲魚?
オクタン(ふんしゃポケモン)
モチーフ:タコ

ジョウト地方の水ポケモンの一種であるテッポウオとオクタンです。

他のポケモンは、見た目が似ていたり文化的に同一視されていた歴史があったりと何かしら弁明の余地があったのですが、このポケモンだけは疑う余地もなく異常な進化と言えるでしょう。魚が蛸に進化するってどういうことなんでしょう…? 初見で見抜けないのはもちろん、ポケモンに慣れ親しんだ人でさえも進化形だという認識が持ちにくいように思えますね。

一応テッポウオに「吸盤のように変化したヒレでマンタインに引っ付く」という設定があったり、進化前後で一貫して「水鉄砲を飛ばすのが得意」という設定があったりするのですが、それだけで押し通すには流石に無理があります…。一説には、オクタンは「タンク」に由来していて鉄砲→戦車の流れをモチーフとした進化だという話もありますが、魚から蛸に進化する謎は未だに解明されていません…。

 

 

まとめ

さて、「進化が異常なポケモン」についてみてきましたが、とにかくホウエン地方のポケモンと水タイプのポケモンに集中してましたね…。水中のポケモンを一括りにする感覚があるのは分かりますが、改めて考えてみるとやはり違和感があります。

由来がよくわからない進化もありましたが、文化的な側面を垣間見ることができる興味深い進化も沢山あり、なかなか面白かったです。長くポケモンに触れていると進化前後の違和感も感じなくなってきますが、一度初心に立ち返ってポケモンのモチーフについて調べてみるとまた新しい発見があるかもしれませんね。

といいうことで今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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