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伝説のポケモンと勘違いされるポケモン 7選

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こんにちは、しゅんくり~むです。

今回は「伝説のポケモン」に関する記事になります!

 

特別なポケモンを装う一般ポケモン

ポケモンは、大きく一般ポケモン特別なポケモンの二種類に分けることができます。特別なポケモンは、ザシアンなどの伝説のポケモンや映画で配布されるような幻のポケモンのことを、一般ポケモンはそれ以外のポケモンのことを指しています。

そんな「一般ポケモン」と「特別なポケモン」ですが、実はポケモンにあまり詳しくない人にとってはこの2種類の線引きはかなり曖昧なのが事実です。800種という大量のポケモンを全て把握することは難しいですもんね。

ところが、そんなライトユーザーの認識の曖昧さに付け込み「一般ポケモン」であるにも関わらずあたかも「特別なポケモン」のように振る舞っているポケモンがこの世界には数多く存在するのです! ライトユーザーを騙して自身がレアポケモンであるように振る舞うその姿はまさに極悪非道、到底許されるはずがありません。

ということで今回は、あたかも特別なポケモンのように振る舞っている極悪非道な「一般ポケモン」を7匹紹介していこうと思います!

 

波導の勇者「ルカリオ」

伝説と勘違いしがちなルカリオ

ダイヤモンド・パールで初登場したポケモン「ルカリオ」です。

特別ポイント①映画『ミュウと波導の勇者ルカリオ』の主役

ルカリオが特別なポケモンっぽく見える最大の要因としては、映画で主役として活躍していたという点が挙げられるでしょう。『ミュウと波導の勇者ルカリオ』以前の映画では伝説のポケモンが主役を務めることがほとんどだったのですが、この映画で主役を務めたのは一般ポケモンのルカリオでした。映画公開当初はまだダイヤモンド・パールが発売前だったこともあり、通常では入手できない特別なポケモンだと勘違させられたという方も多かったでしょう。

特別ポイント②シンオウ地方ではゲンからもらうことで入手できる

2つ目のポイントは初登場ソフトでのルカリオの入手方法です。多くの一般ポケモンは草むらや洞窟で入手できるのですが、ルカリオの入手方法は鋼鉄島でゲンというトレーナーから貰うリオルのタマゴを孵してルカリオに進化させるというかなり限定的な方法になっています。もちろん伝説のポケモンのようにシンボルエンカウントではないのですが、他のポケモンと比較してもかなり特殊な入手方法でした。

特別ポイント③初めてメガシンカするポケモン

3つ目のポイントはXYのストーリーについてです。XYから新たに追加された要素であるメガシンカですが、そのメガシンカを伝授する神聖な場面で主人公は、初めてメガシンカするポケモンとしてルカリオを仲間に加えることになるのです特別なポケモンっぽいポイントというよりは優遇ポイントのような気もしますが、これらを始めとした公式の猛プッシュこそが、ルカリオを他のポケモンとは違う特別なポケモンっぽくしている最大の要因なのかもしれません。

 

幻影の覇者「ゾロアーク」

伝説のポケモンと勘違いされがちなゾロアーク

ブラック・ホワイトで初登場したポケモン「ゾロアーク」です。

特別ポイント①映画『幻影の覇者ゾロアーク』の主役

こちらもルカリオと同じく、本編であるブラック・ホワイトが発売される前に映画の主役として活躍した一般ポケモンです。一部では、『ミュウと波導の勇者ルカリオ』の先例を元に、二匹目のドジョウを狙ってゾロアークを人気ポケモンにしたかった公式の思惑があったのではないかと噂されています。

特別ポイント②ブラック・ホワイトでの入手イベント

本編でのゾロアークの入手方法はルカリオよりもさらに特殊で、なんと通常プレイのみでは入手することができません。映画の前売り券特典で入手することができるライコウ・スイクン・エンテイを手持ちに入れた状態で特定の場所を訪れ、そこで特殊なイベントを発生させることでやっと入手することができます。以降の作品で普通に草むらで出てくるようになるとは思えない、異例の好待遇ですね。

特別ポイント③専用特性「イリュージョン」

ゾロアとゾロアークの専用特性である「イリュージョン」もまた、ゾロアークを特別なポケモンっぽく見せているポイントの一つでしょう。その効果は「手持ちの最後尾のポケモンに化ける」というなんとも不思議な効果で、こちらも他のポケモンとは一線を画すゾロアークの大きなアイデンティティとなっています。

 

太陽の化身「ウルガモス」

伝説と勘違いされがちなウルガモス

こちらもブラック・ホワイトで初登場したポケモン「ウルガモス」です。

特別ポイント①古代の城で固定シンボルとして登場

ブラック・ホワイトでは、エンディング後に古代の城に行くことで最奥部に鎮座しているウルガモスと戦うことができます。古代文明の城跡を思わせるような風貌の「古代の城」は、恐らくウルガモスを祀るための場所であり、その待遇の良さは道の真ん中で存在感を放っているだけの伝説のポケモン、テラキオンよりも遥かに良いと言えるでしょう。しかし、ウルガモスはここまで伝説のポケモンっぽさを醸し出しておきながらその正体は「一般ポケモン」でしかないのです。

特別ポイント②ウルガモスの図鑑説明

ウルガモスはポケモン図鑑で、「太陽の化身とされる」といった記述や「火山灰で地上が真っ暗になった時、ウルガモスの炎が太陽の代わりになったという。」といった伝承があり、昔から太陽にまつわる特別なポケモンとされていたようです。ここまで言うならもう準伝説のポケモンにしてあげても良いと思うんですけどね…

 

準伝崩れ「ロトム」

伝説と間違われがちなロトム

ダイヤモンド・パールで初登場したポケモン「ロトム」です。今やロトム図鑑やロトムスマホなど様々な所に駆り出され馴染み深いポケモンになりましたが、登場当初はかなり謎が多い不気味で特別なポケモンといった印象がありました。

特別ポイント①森の洋館での入手方法

初登場したダイヤモンド・パールでは、深夜に森の洋館のテレビを調べることでテレビから飛び出してきたロトムと戦闘をすることができます。トラウマスポットとして様々な都市伝説が語られる森の洋館で、しかも深夜限定で出現するポケモンということもあり、登場当初は謎の多い特別なポケモンといった印象でした。さらにロトムとの戦闘で流れるBGMは実は「戦闘!伝説のポケモン」という曲で、これはヒードラン戦やクレセリア戦と同じBGMなのです。ここまでして、何故ロトムは一般ポケモンなんでしょうね?

特別ポイント②電化製品に潜り込むことができる

ダイヤモンド・パールから電化製品に潜り込むとされていたロトムでしたが、次回作のプラチナでは、特殊なアイテム「ひみつのカギ」を使いギンガハクタイビルの地下に行くことで電化製品に潜り込んだ姿にフォルムチェンジすることができるようになりました。これだけを聞くとメロエッタやケルディオなどの幻のポケモンに近い位置づけがあるようにも感じますが、世代が進むにつれてフォルムチェンジの方法はどんどん簡単になり、最終的には便利な旅のお供として利用されるようになってしまいました…

 

御霊の塔「ミカルゲ」

伝説と間違われがちなミカルゲ

こちらもダイヤモンド・パールで初登場したポケモン「ミカルゲ」です。
フェアリータイプが登場するまでは弱点が無いポケモンの一匹として有名なポケモンでしたが、ミカルゲは弱点の少なさ以外にも特別なポケモンっぽいポイントを多く持っています。

特別ポイント①ダイヤモンド・パールでの入手方法

初登場したダイヤモンド・パールでは、「108個の魂が集まって生まれたポケモン、500年前に悪さをしたため要石のひび割れに繋ぎとめられている」とされており、条件を満たした後に209番道路にある割れた塔に要石をはめ込んで「御霊の塔」にすることでミカルゲと戦うことができます。さらにその条件というのも「地下通路で32人に話しかける」という難易度の高いものであり、ここまでして手に入れたポケモンが少しレアなだけの一般ポケモンというのは何とも残念な仕様です。

また少し話は逸れますが、ミカルゲには北海道の開拓で酷使され亡くなっていった人々の浮かばれない魂がモチーフになっているのではないかという不気味な都市伝説もあります。そういう悲しいメッセージを含んでいる点もまた、ミカルゲの異様さを引き立てている一因なのかもしれませんね。

特別ポイント②オメガルビー・アルファサファイアでの入手方法

ロトムなど、初登場時には特別扱いされていたポケモンでも世代が進むにつれて入手方法が簡単になっていく場合が多いのですが、ミカルゲの場合は登場から10年以上が経った今でも入手方法が特殊なままです。オメガルビー・アルファサファイアでは、108番道路シーキンセツの特定の客室に行き、条件を満たした後にメニューを開き画面を再表示すると背後からミカルゲが出現するという一般ポケモンとは思えない不気味かつ特殊な方法で出現します。一般ポケモンなのに安売りされることなく特別さを維持しているという稀有な事例ですね。

 

災厄の地上絵「ストリンダー」

バウタウンの灯台を守った英雄

ソード・シールドで初登場したポケモン「ストリンダー」です。

特別ポイント①5番道路で唐突に貰えるエレズン

ストリンダーの進化前であるエレズンは、多くの場合、5番道路の預け屋でNPCから貰うことで初めて出会うことになります。ストーリー中で唐突にエレズンを受け取ってしまい、個体値厳選が必要だったのではと焦った方も多いのではないでしょうか? さらに、その場でエレズンを預け屋に預けても、エレズンはタマゴを見つけられない「タマゴ未発見グループ」であり、タイプ・ヌルのような特別なポケモンなのではという疑いが増々強くなります。しかし実は、進化後のストリンダーは普通に預け屋でタマゴを見つけることができ、さらにエレズン自体も珍しいポケモンではなくワイルドエリアなどで普通に出現したりします。思わせぶりも良い所ですよね…

特別ポイント②灯台を守ったと伝えられるポケモン

バウタウンの灯台の下に行くと、ストリンダーを象った石像を見つけることができます。その像を調べると「灯台を守ったとされるポケモンの石像がある」とされており、この街でストリンダーが英雄視されていることが伺えますね。何から灯台を守ったのかは未だ明らかにされていないのですが、どちらにしろストリンダーが他のポケモンとは違う特別なポケモンなのではないかと思わせるには十分な要素です。

特別ポイント③ターフタウンの巨大な地上絵

ターフタウンの地上絵

ターフタウンにある謎の巨大な地上絵ですが、その地上絵はョダイマックスした姿のストリンダーを描いたものなのではないかという説があります。確かに尻尾の形状や雷を放っているような描写からキョダイストリンダーのように見えますね。ターフタウンの地上絵は3000年前のブラックナイトを元に書かれたとされているため、ストリンダーはガラル地方の伝承に関係していたということになります。もしかしたら、ストリンダーは伝説のポケモンでないにしろガラル地方で何かしら特別な意味を持つポケモンなのかもしれませんね。

 

禍の預言者「アブソル」

伝説と勘違いされがちなアブソル

ルビー・サファイアで初登場したポケモン「アブソル」です。

特別ポイント①アニメOPでの伝説っぽい振る舞い

アブソルが伝説のポケモンと誤認される要因としては、アニメポケットモンスター-アドバンスジェネレーションでのオープニングムービーが大きいように思えます。上空を飛び回るラティアス・ラティオス、それを見上げるサトシ、そしてラティアス・ラティオスが飛び回る下では、なんとアブソルが神々しく佇んでいるのです。これを伝説のポケモンと言わずして何と言うのでしょうか…

特別ポイント②アブソルの図鑑説明文

ポケモン図鑑でアブソルは、「災いを感知する力があり、アブソルが人前に現れると災害が起こると人々に恐れられたため山奥に姿を消した」とされています。伝説のポケモンと言うと流石に無理がありますが、昔からの言い伝えがあるポケモンというだけで少し特別なポケモンのように思えてしまいますよね。

特別ポイント③見た目

この他にも数々のちょっと特別っぽい待遇を受けるアブソルですが、このポケモンを現在の地位を確立した最大の要因はやはり見た目にあるように思えます。この不思議で格好良い見た目があったからこそアニメのOPで伝説のような扱いを受け、外伝などの様々な場面でキーポケモンとして活躍し、公式からもファンからも愛されるポケモンになったのではないでしょうか? やはり伝説のポケモンっぽく扱われるために一番大切なのは、伝説のポケモンっぽい見た目なんですね!

 

まとめ

今回は「伝説のポケモンと勘違いされがちな一般ポケモン」を紹介してきました。

全体的に人気ポケモンが多い気もしますし、公式の特別扱いとプレイヤーの勘違いが揃って初めて「伝説のポケモンと勘違いされがちな一般ポケモン」が生まれるのかもしれませんね。

ということで今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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