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努力値調整・耐久調整の効率的なやり方【剣盾ランクバトル】

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こんにちは、しゅんくり~む(すんく)です。
今回は努力値調整・耐久調整の手順について少しまとめてみました!

絶対の正解を紹介できるかは分かりませんが、努力値調整のやり方がわからないという方は参考にしてみてください。

 

はじめに

実数値について

努力値調整とはつまり努力値を振ることで「実数値」を調整する作業であり、努力値を語る上で実数値の計算式は切っても切り離せません。ということでまずは実数値の計算式について軽く解説していきます!

「実数値」とはポケモンの各能力の高さであり、レベル・種族値・個体値・努力値・性格から計算されています。ランクバトルに参加するポケモンはレベルが50に固定されているため、実数値の計算は以下のようになります。

HPの場合
実数値 = 種族値  個体値÷2  努力値÷8  60

HP以外の場合
実数値 = 種族値  個体値÷2  努力値÷8  5 × 性格補正

さらにランクバトルに使われるポケモンは基本的に個体値31であり、努力値が0~252の範囲であることを踏まえると計算式はさらに簡単になります。

HPの場合
実数値 =[ 種族値 + 75.5 +(0 ~ 31.5)]

HP以外の場合
実数値 = 種族値  20.5 +(0 31.5)]× 性格補正

つまり、この「031.5」の範囲を調整するのが努力値調整ということになりますね!
努力値は6つの能力値に合計で508ほどしか振れないため、様々な要素を考慮しながら実数値63.5 (努力値508÷8)を6つの能力値に振り分けていくことになります。

 

耐久調整のやり方

耐久調整のやり方

さて、ここから本題に入っていきます。
まずは努力値調整をする上で一番の肝となる耐久調整の方法について解説していきます!

 

耐久調整と「乱数」

耐久調整とは相手の攻撃を耐えるように耐久に努力値を振ることなのですが、必ずしも耐えたい攻撃を確定で耐えるように調整するとは限りません。
ポケモンのダメージは全く同じ状況で同じ相手に攻撃したとしても全く同じダメージになるとは限らず、最大ダメージの85%100%16段階で毎回変化します。これが俗に「乱数」と言われるもので、「確定耐え」とは最大ダメージを食らっても耐えられる所まで耐久に振ることを言います。

もちろん「確定耐え」に調整するのが最も手堅いのですが、実際は最大ダメージの99%まで耐える「最高乱数以外耐え(15/16耐え)」のような調整も多く見られます。これは耐久調整を甘えている・妥協している状態ではあるのですが、妥協以外にもこの調整が合理的である理由は多くあります。
例えば、あるポケモンに耐久調整を施したとしても、実際の対戦では標的のポケモンと必ず対面するとは限らず、さらに相手が想定外の火力アップアイテムを持っていた・想定していた性格とは別の性格だったなどの可能性もあり、実際の対戦中で、耐久調整を施したポケモンが想定していた通りに攻撃を受ける回数はそう多くありません。そのため、100%耐える「確定耐え調整」をしても結局無駄になってしまうことが多く、それならいっそのこと耐久に振る努力値を少し節約して他に回してしまおうというのが「最高乱数以外耐え」のような調整になります。

これを踏まえ、この記事では15/16耐え(最高乱数以外耐え)などを多用していきますので、よろしくお願いします!

 

①耐えたい攻撃の決定

耐久調整をする理由は、やはり何かの攻撃を耐えたいからですよね。ということで、耐久調整ではまず物理方面・特殊方面で耐えたい攻撃を考えます。

実際に対戦してみて「この攻撃を耐えていれば勝てたのに…」という場面を思い出しながら、ダメージ計算ツールを使ってそれぞれいくつか候補を挙げてください。高速アタッカーの場合は、防御か特防に140程度努力値を振って耐えられる攻撃を想定すると良いでしょう。

今回は例として眼鏡ドラパルトの耐久調整を考えていきます。

物理方面
・陽気ドリュウズの岩石封じ+地震耐え
特殊方面
・臆病サザンドラの悪の波動耐え

不意のスカーフサザンドラにも抗えるようにするために耐久調整を施し、ついでに物理方面も硬くしようといった意図です。

耐えたい攻撃の絞り方に関しては後述の「努力値調整」の欄で説明しますが、今回は実際の対戦で発生する対面を想像しながら、努力値を140程度振れば実現できる耐えたら便利な攻撃を挙げてみました。

 

②必要な努力値の比較

まず防御と特防に努力値は振らず、HPにだけ努力値を振り、物理・特殊方面の必要努力値を比較します。

物理方面
・陽気ドリュウズの岩石封じ+地震 98%耐え
必要努力値:H156
特殊方面
・臆病サザンドラの悪の波動 87.5%耐え
必要努力値:H252

この2つを比較した結果、必要な努力値が特殊>物理だったため、
①防御に努力値を4振る
HPに努力値を振りながら物理方面を耐久調整する
③特防に努力値を振りながら特殊方面を耐久調整す

という手順で努力値調整を進めていくことになります。特殊<物理だった場合は防御と特防を逆にして同様の手順ですすめていきます。
この手順になる理由については一旦省略し、少し後に改めて解説します。

 

③手順に従って完成!

あとはダメージ計算をしながら手順通りに努力値を決定していけば完成です。

まず防御に努力値を4振り、その後ダメージ計算をしながらHP努力値をドリュウズの岩石封じ+地震を96%の確率で耐えるHP124まで上げます。この時、HPの実数値が奇数になるように調整すると良いでしょう(弱点技はダメージが必ず偶数になるため)。
そしてそこから特防の努力値を増やしていき、サザンドラの悪の波動を最高乱数以外耐えるD84まで振って耐久調整の完成です!

ドラパルト HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
実数値 179 126 96 120 106 178
努力値 124 4 84
物理方面
・陽気ドリュウズの岩石封じ+地震 96%耐え
特殊方面
・臆病サザンドラの悪の波動 93.25%耐え

 

なぜこの手順になるのか?

「なぜこの手順になるのか?」という疑問について簡単に説明します。

「防御に努力値を振る・特防に努力値を振る」という行為は、物理・特殊それぞれの方面しか耐久値が上がりませんが、HPに努力値を振る」という行為は物理・特殊の両方の面を硬くできる特別な行為です。そのため、両方の面に耐久調整を施す場合はHPを中心に努力値を振った方が効率が良くなりやすいのです。

ただ、HPに努力値を振ると物理・特殊の両面を硬くできることは確かなのですが、HP実数値が他の能力値に比べて高くなりやすい関係で、防御・特防に特化して振る場合に比べて努力値あたりの耐久の上がり幅が少なくなります。努力値を振ってどこかの実数値を10上げようとした場合、元々高いHPを200→210に上げる場合(1.05倍)よりも、防御を100→110に上げる場合(1.10倍)の方が上げ幅が大きいのは明白ですよね。そのため今回は、物理方面を満たすようにHPに努力値を振って総合耐久を高めた後、努力値がさらに沢山必要になる特殊方面は特防に努力値を振りながら耐久調整をしたのです。

 

例外もあるので注意!

先ほど紹介したように、物理・特殊の両面で耐久調整を施す時はHPに努力値を振った方が効率が良い場合がほとんどなのですが、もちろん例外もあります。HP種族値が高く、防御・特防が低いポケモンは、HPに振る努力値を半分ずつ防御と特防に振り分けた方が効率が良くなる場合があるのです。

メジャーなポケモンだとドリュウズ辺りが該当するでしょうか? 例えば、ドリュウズに以下のような耐久調整を施したいとします

物理方面
・陽気珠ミミッキュのDMゴーストダイブ 確定耐え
特殊方面
・臆病トゲキッスのDM火炎放射 93.75%耐え

この耐久を確保するために今回紹介した方法で耐久調整をすると、このように努力値を振ることになります。

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
実数値 201 155 81 63 98 118
努力値 124 4 100

しかし、実はこの耐久調整はここまでHPに努力値を振らずとも実現可能なのです!

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ
実数値 191 155 85 63 106 118
努力値 44 36 148

同じ使用努力値で耐久値はそのままに、HPを下げたことで定数ダメージが減らせるなどの恩恵を受けました。

今回の場合は全体的な耐久値がほぼ変わりませんでしたが、HPから防御・特防に努力値を振り分けた方が全体的な耐久値が高くなる場合もあります。細かい例外については、以下の記事で解説しているのでそちらを参考にしてみてください。

404 NOT FOUND | ポケモンエデン情報開拓局

 

努力値調整のやり方

努力値調整のやり方

ここからは、先述した「耐久調整の手順」と合わせて攻撃・特攻・素早さも含めた「努力値調整の手順」について解説していきます!

 

①なぜ調整するのか?

特別な理由が無い限り、ほとんどのポケモンはASやHC、HBなどの調整をベースとした努力値振りで問題はありません。努力値調整を施す場合は「なぜ努力値調整をしたいのか」についてよく考える必要があります。

努力値調整は、できることがどんどん増えていく魔法などではなく、多くの場合は何かを諦めることで他の何かを得る調整になります。今回の例として挙げてきたドラパルトは、最速や元々持っていた火力を犠牲にして耐久値を上げることで「サザンドラの悪の波動を耐える」というできることを増やしています。これは、火力や素早さよりも対サザンドラ性能の方が重要だと考えた結果です。

一体のポケモンに振れる努力値の量は限られているため、努力値調整では何が重要で何が重要じゃないのかを取捨選択しながら調整を考えていくことが大切になってきます。無暗やたらに調整を施すのではなく、「なぜ調整したいのか」についてよく考えてから調整するようにしましょう。

努力値調整をする利点・あえてぶっぱにする理由【剣盾ランクバトル】
ポケモンの努力値調整をする上で、ぶっぱ(極振り)をする場合と耐久調整をする場合、それぞれの利点と欠点などについてまとめてみました。ポケモンの調整を考える場合などに参考にしてください。

 

②調整意図の決定

努力値調整をする場合は、まず各能力について何個か希望を挙げるところから始まります。
引き続き眼鏡ドラパルトを例に挙げてみましょう。

HP (防御と特防に準ずる)
攻撃 無し(下降補正無振り)
防御 ①陽気ドリュウズの岩石封じ+地震 耐え
②DM時 陽気ミミッキュの珠ダイフェアリー 耐え
特攻 ①D4DMウオノラゴン 流星群で一発
②H252D4ロトム シャドーボールで二発
③D4DMパッチラゴン 流星群で一発
特防 ①臆病サザンドラの悪の波動 耐え
素早さ ①最速
②1加速最速パッチラゴン抜き
③準速ドラパルト抜き
④最速インテレオン抜き

元々そのポケモンが持っていた役割と、努力値調整によって新たにできるようにしたいことを意識して、ダメージ計算をしながら現実的なラインを探していくと良いでしょう。この時、必要な努力値量の順に希望を並べておくと後々楽になります。

今回はCSベースから「スカーフサザンドラの悪の波動を耐える」ように調整したかったので、元々担っていた役割である一貫を作りやすい高火力高速エースとしての役割、ウオノラゴン・パッチラゴンのストッパーとしての役割を意識しつつ、特殊耐久を大きく上げ、ついでに物理耐久も少し上げる形になっています。

 

③最優先事項の選定

一通り希望が挙げられたら、その希望の中から最低限絶対に抑えておきたい「最優先事項」をいくつか選びます。
新しくできることを増やすために元々担っていた重要な役割がこなせなくなってしまえば本末転倒なので、これが無いとそのポケモンの役割が根本から崩れてしまう点や、新しく増やしたい「できること」を中心に選ぶと良いでしょう。こちらも優先順位をつけておくと分かりやすいです。

①D:臆病サザンの悪波耐え
②S:1加速最速パッチラゴン抜き
③C:DMパッチラゴン確定一発
④S:最速インテレオン抜き

ここからは、これらを最優先で満たすような調整を実際に考えていきます。

 

④努力値を振ってみる

先ほど挙げた最優先事項①・②・③と、防御の希望である「ドリュウズの岩石+地震耐え」を踏まえて努力値の合計を気にせず、各能力に努力値を振っていきます。耐久調整の方法は基本的に先述した通りに進めましょう。

ドラパルト 実数値 努力値 調整先
HP 179 124 (防御に準ずる)
攻撃 126 (下降補正無振り)
防御 96 4 陽気ドリュウズの岩石封じ+地震 96%耐え
特攻 134 108 D4DMパッチラゴン 流星群で93.75%の一発
特防 106 84 臆病サザンドラの悪の波動 93.75%耐え
素早さ 209 220 1加速最速パッチラゴン抜き

さて、各能力に努力値を振ったわけなのですが、この時点で振った努力値の合計が540になってしまいました。努力値を振れる限界である510を大きく超えていますね。

つまり「調整先」に書いた希望を全て満たすことはできないということが分かり、いくつかの希望を諦める必要があります。今回は、特攻・特防・素早さが「最優先事項」で構成されているので、一番優先度の低い防御の希望を諦めることにします。

 

⑤調整の修正

優先度が低いものから順番に諦めていき、努力値の合計が510以下になるように修正していきます。今回は「ドリュウズの岩石+地震耐え」が最も優先度が低かったため、希望を一つ下げて「DM時に珠ミミッキュのダイフェアリー耐え」ができる物理耐久ラインを目指します。

先述した方法で耐久調整を施すと、HP28・防御4・特防148で物理方面・特殊方面共に耐久値が足りることが分かるため、それを踏まえて各能力に努力値を振っていきます。

ドラパルト 実数値 努力値 調整先
HP 167 28 (防御に準ずる)
攻撃 126 (下降補正無振り)
防御 96 4 DM時 陽気ミミッキュの珠ダイフェアリー 93.75%耐え
特攻 134 108 D4DMパッチラゴン 流星群で93.75%の一発
特防 114 148 臆病サザンドラの悪の波動 93.75%耐え
素早さ 209 220 1加速最速パッチラゴン抜き

今回は一度の修正で努力値の合計が508になったため、これで調整は完成になります!

 

⑥微調整をする

面倒な場合は⑤の時点で完成でもいいのですが、余裕があれば完成した調整について再考してみた方がより良い調整ができやすいです。特に「諦めて希望を一つ下げる」工程を何度も行った場合は、完成した調整が本当に有用なのか確かめてみる必要があるでしょう。

今回完成した眼鏡ドラパルトの調整については、耐久調整のために特攻を削りすぎており、本来の高速アタッカーとしての役割がこなし難いように感じたため、ミミッキュのダイフェアリーとサザンドラの悪の波動の乱数をもう一つ甘えて以下のような調整にしました。

ドラパルト 実数値 努力値 調整先
HP 165 12 (防御に準ずる)
攻撃 126 (下降補正無振り)
防御 96 4 DM時 陽気ミミッキュの珠ダイフェアリー 87.5%耐え
特攻 138 140 D4DMパッチラゴン 流星群で確定一発
特防 112 132 臆病サザンドラの悪の波動 87.5%耐え
素早さ 209 220 1加速最速パッチラゴン抜き

完成した調整で色々ダメージ計算をしてみて有用な調整だと思えない場合は、持ち物や役割対象などの前提条件を変えて1から調整をやり直す必要があります。今回の場合は、火力が落ちたものの最低限は確保できており、大きく努力値を割いた耐久に関してもサザンドラの悪の波動だけでなく、トゲキッスのマジカルシャインや眼鏡ロトムのシャドーボールなど様々な攻撃が新たに耐えられるようになったため、有用な調整だと判断してそのまま実践投入しました。

 

補足:性格補正について

努力値調整の延長として「性格補正」について触れておきます。
性格補正は6つの能力値のうち一つを1.1倍にし、また一つを0.9倍にする要素なのですが、性格補正は基本的に努力値調整の補助・延長になる要素です。

両刀ポケモンなどはまた話が変わってきますが、一般的に1.1倍の性格補正を掛ける場所は以下のいずれかに当てはまる箇所です。

①性格補正無し252振り以上の実数値を必要とする箇所
②目標の実数値が最も高い箇所(無振り+性格補正で目標の実数値を超える箇所は除く)

①は、準速以上の素早さが欲しい場合などに当てはまる条件ですね。②については、実数値が一番大きくなる箇所に1.1倍補正を掛けた方が上り幅が大きく、努力値を節約できるためです。
今回のドラパルトの素早さのように①の条件に当てはまる場合は性格補正を掛ける箇所が明確で分かりやすいですが、当てはまらない場合は、あくまで努力値節約の要素として目標実数値を決定した後に性格補正を掛けるようにしましょう!

 

総括

今回は努力値調整の手順を解説してみましたが、内容は以上になります。
実は今回のやり方は「すべての場合において正しい」やり方ではなく、さらに細かい例外や補足を入れることができるのですが、分かりやすさと見やすさを重視してある程度省かせていただきました。ご了承いただければ幸いです。

質問等ございましたら、本記事コメント欄やTwitterでお受けしますので、ご気軽にご相談ください。

ということで今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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