存在が謎に包まれたマップ 十選【正体不明スポット】

今回は都市伝説寄りのストーリーネタとして、「存在が謎に包まれたマップ」を十か所紹介していこうと思います！

 

「存在が謎に包まれたマップ」

現在まで７つの地方が登場したポケットモンスターシリーズですが、発達した近未来的な都市から雄大な自然まで、変化に富む様々なマップが存在します。

このマップの多様性によって作り出される世界観がポケモンの良さの一つなのですが、その世界の中には「存在理由が謎なマップ」が度々登場するのです。
そのマップは、異様に作り込まれていたり意味深な発言が多く見られたり…

そこに何らかのストーリーがあることをプレイヤーに予想させながら、その予想を裏切り何のイベントも存在しないのです！

今回はそんな、なぜ作られたのかが分からないようなマップを紹介していこうとおもいます。

 

トクサネシティの白い岩

異質さ	★★★☆☆
言及量	★★☆☆☆
知名度	★★★★★
・所在地・	ホウエン地方 トクサネシティ

トクサネ宇宙センターの前にある白い石です。

調べても『しろいいしだ！』というコマンドしか出ない石ですが、何百回も調べた経験がある方もいるのではないでしょうか？
というのもこの石については「○○回調べてから○○するとジラーチがゲットできる」といった内容のデマが蔓延していた時期もあり、当時のキッズたちはこの石を「何か特別な石」と信じてやまなかったのです。

そんな期待が寄せられる中、この石に関する特別なイベントは存在しません。

石を眺めつづけている女の子に話しかけると、「ロケットが無事に飛ぶように願ってここに置かれた」という話を聞けますが、それ以上のことは何もわかりません。キッズたちの好奇心をもてあそび、時間のみを搾取していくとは… なんて凶悪な石なのでしょうか！

 

ルネシティの塞がれた地下室

異質さ	★★★★☆
言及量	★☆☆☆☆
知名度	★★★☆☆
・所在地・	ホウエン地方 ルネシティ

ルネシティの東にある民家です。民家の奥には、意味ありげな通路が植木によって隠されています。

おじいさんに話しかけるとこんな話もしてくれます。

明らかに怪しい通路に加え、こんな意味ありげな話までされたら、きっと何かの条件で凄いイベントが発生すると思っても仕方がありません。しかしもちろん、通路の先に進めることは無いのです。

ちなみにトクサネシティにも似たような開かずの間があるのですが、そちらは「カードｅリーダー」という機器を用いると開けることができます。

 

７のしま民家の段ボールのスキマ風

異質さ	★★★★★
言及量	★☆☆☆☆
知名度	★★★☆☆
・所在地・	カントー地方ナナシマ ７のしまの民家

カントー地方ナナシマの７のしまにある民家です。

こちらも先ほどと同様、意味ありげな通路が段ボールによって閉ざされています。しかも今回は、段ボールを調べると『箱の隙間から少しだスキマ風が入り込んで来てる！？』というコマンドが見られるのです！

また、おばあさんに話しかけるとこんな話も聞けます。

これにはホウエン地方で裏切られたキッズたちも今度こそは何かイベントがあるに違いないと思うはずです！ しかしもちろん、イベントは一切存在しません。

おそらくホウエンの開かずの間と合わせて、カードｅリーダーを用いてイベントを起こす予定だったのでしょう。

 

しるしのはやし

異質さ	★★★★☆
言及量	★☆☆☆☆
知名度	★☆☆☆☆
・所在地・	カントー地方ナナシマ ６のしま

こちらもカントー地方のナナシマ、６のしまにある「しるしのはやし」です。
何かと謎の多いナナシマですが、そのなかでもこれは独特な雰囲気を放っています。

カントー地方のナナシマでは、天の穴やアスカナの遺跡など「暗示」を含んだダンジョンがたくさん存在します。そのため当時のキッズたちは、この草むらの配置にもきっと何かの意味があると考え、解読に腐心したことでしょう。

しかし、何の意味もありません。

解読されていないだけという可能性もありますが、しるしのはやしの草むらに関するゲーム内での言及は極端に少なく、公式攻略本でも「何もない」と両断されています。「印の林」というだけあり、ただの印に過ぎないのです…

 

へんげのどうくつ

異質さ	★★★★★
言及量	★★★★☆
知名度	★★★★★
・所在地・	・カントー地方ナナシマ ６のしま ・ホウエン地方(Em) １０３ばんどうろ

こちらもカントー地方ナナシマ、６のしまの「しるしのはやし」を抜けた先にある「へんげのどうくつ」です。
このダンジョンはすこし長い道のりを進んできた先にあり、さらにダンジョン名もどこか意味ありげですね。ロケット団の下っ端が『この洞窟には何かあるに違いない』と睨むのも頷けます。

しかしこのダンジョンには道具が一切無く、出現するポケモンもズバットのみなのです！

エメラルドの103番道路にも同一のダンジョンがありますが、そちらもFRLGと同じく特別なポケモンも道具もありません。恐らくカードｅリーダーを用いて色々なポケモンが出現する予定だったと思われますが、キッズたちの好奇心をもてあそんだ罪は重いでしょう。

 

いぶんかのたてもの

異質さ	★★★★★
言及量	★☆☆☆☆
知名度	★★☆☆☆
・所在地・	シンオウ地方 ヨスガシティ

ヨスガシティ南西にある教会です。
「いぶんかのたてもの」という名称もさることながら、その異質さを際立たせている最大の要因は、この建物の中ではＢＧＭが流れていないことです！

中の人々に話を聞いてもこの建物への言及は得られず、建物の前に看板があるわけでもないので、この建物に関する情報は皆無と言っていいでしょう。

「教会のような建物である」と類推することはできるのですが、それ以上のことは全く分からず…
期待させるだけさせておいて、答えはどこにも示されていないのです。

余談ですが、教会内の女性からどこかの四天王のような話を聞けます

 

ウラヤマ邸の開かずの間

異質さ	★★★★☆
言及量	★★☆☆☆
知名度	★★★★☆
・所在地・	シンオウ地方 212ばんどうろ

シンオウ地方212番道路にある、ウラヤマさんの屋敷です。
ウラヤマさんの自慢話を聞くと自慢されたポケモンが裏庭に出現することから、「ギンガ団などの悪の組織と繋がっているのでは」と噂されるウラヤマさんですが、今回はその屋敷のとある部屋の話。

たくさんの部屋があるウラヤマ邸ですが、入ることができない部屋が二つあります。
一つ目が屋敷西端のメイド控室。
そしてもう一つが、屋敷東端の謎の開かずの間です！

この部屋の前に控えているメイドに話しかけると、以下のような話が聞けます。

これだけ厳しく閉ざされている部屋ですから、何か謎があるに違いない！しかしもちろん、開かずの間が開くことは絶対に無いのです。

壁抜けで無理やり入ろうと試みた人もいるようですが、残念ながら扉の行き先は設定されていなかったそうです。一体どこに繋がる予定だったのか…

 

カロス地方 空ろの間

異質さ	★★☆☆☆
言及量	★★☆☆☆
知名度	★★☆☆☆
・所在地・	カロス地方 ２２ばんどうろ

カロス地方２２番道路にある洞窟です。

道路の本道から逸れて波乗りを使って進んでいった先にあるのですが、この洞窟には「もののけプレート」が落ちているのみなのです。強いて言えば、ジュペッタナイトもゲットできますが、わざわざ洞窟を作っておきながらこれだけしか存在意義が無いのです！
この洞窟のタウンマップでの説明は以下の通り。

「何も存在しない」といういわれは間違いでなく、何のイベントも存在しない思わせぶりな洞窟でした。

 

カロス地方 怖い家

異質さ	★★★★☆
言及量	★★★★☆
知名度	★★☆☆☆
・所在地・	カロス地方 １４ばんどうろ

カロス地方１４番道路にある「怖い家」です。
道路のおどろおどろしい雰囲気もさることながら、「怖い家」というネーミングは今までのポケモンにはあまり見られないような異質さがありますね。

家の中に入ると、男性からこんな話を聞けます。

なかなか不気味な話ですね。

こんな話を聞かせてくれた男性は、なんと怪談話の見返りとしてチップを要求してきます。「怖い家」とは、「怖い話をしてくれる家」だったのか…？
タウンマップで確認した時から期待していたであろう「怖い家」には、結局大した意味も無いのです。

一応ネット上で様々な考察を見ることができますが、散々期待させておいてふたを開けてみたらただの怪談話だったというのは、思わせぶりもいい所ですね。

 

ハノハノビーチのゴルフ場

異質さ	★☆☆☆☆
言及量	★★★★☆
知名度	★★★☆☆
・所在地・	アローラ地方 ハノハノリゾート

アローラ地方のハノハノリゾートです。

『アローラ地方最大のリゾート地』と言うだけあって、ビーチやホテル・ゴルフ場などか完備されているのですが…ゴルフ場には侵入することができないのです！

タウンマップのかなり広い範囲を占領し、前々からマップで確認していたキッズたちはこのゴルフ場に入ることを楽しみにしていたことでしょう。しかしSMはおろかリメイク版のUSUMでさえ入ることができず、「期待を裏切られた」という方が結構いるのではないでしょうか？

このゴルフ場の存在意義は、「リゾート感を出すこと」と「カヒリのプロゴルファーというキャラ付け」のみということになります。

容量不足なのか、はたまた元々実装するつもりが無かったのか… ポケットモンスターシリーズは、いつも私達の好奇心をもてあそんできます…

 

まとめ

さて、今回は「存在が謎に包まれたマップ」をご紹介してきたわけですが、どうでしたか？
ポケットモンスターシリーズはこういった「思わせぶりな要素」が沢山あり、それもまたポケモンの素晴らしい所の一つですね。

今回は色々なマップを紹介してきましたが、今回紹介した以外にも気になるマップはたくさんあるので、自分で色々調べてみても面白いかもしれませんね。

ということで、今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました！