今回は、スカーレット・バイオレットでの努力値振りのやり方について解説していきます。
今回の記事では、実際に努力値振りを行う方法についてのみ解説しますが、ポケモンにどのくらいの努力値を振るかを決める「努力値調整の方法」については、以下の記事で解説しているので良ければ合わせてご活用ください。
努力値とは?
努力値とは、ポケモンの能力を決定するステータスのひとつです。合計508の努力値を各能力に振り分けることでポケモンのステータスをカスタマイズすることができ、ランクバトルにおいて非常に重要な要素になっています。
そのため、ランクバトルで使用するポケモンは努力値を考えて振ることになるのですが、努力値は8n+4の数値で振らなければ無駄が発生してしまうという点に注意しなければなりません。
というのも、レベル50・個体値最大のポケモンのステータスは以下の式で計算されており、8n+4以外の努力値を振ったとしても小数点以下が切り捨てられ、余剰分が無駄になってしまうのです。
実数値 =[ 種族値 + 75.5 + 努力値÷8 ]→切り捨て
○HP以外の場合
実数値 =[ 種族値 + 20.5 + 努力値÷8 ]→切り捨て× 性格補正
「8n+4」と聞いてもしっくりこないと思うので、以下で振る努力値の量とステータスの上昇幅の対応を表として紹介します。「努力値」に記載されている量の努力値を振ることで、「能力」の欄のステータス上昇が得られます。レベル50の場合、これ以外の振り方では努力値が無駄になるので注意してください。
努力値 | 能力 | 努力値 | 能力 | 努力値 | 能力 | 努力値 | 能力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | +1 | 68 | +9 | 132 | +17 | 196 | +25 |
12 | +2 | 76 | +10 | 140 | +18 | 204 | +26 |
20 | +3 | 84 | +11 | 148 | +19 | 212 | +27 |
28 | +4 | 92 | +12 | 156 | +20 | 220 | +28 |
36 | +5 | 100 | +13 | 164 | +21 | 228 | +29 |
44 | +6 | 108 | +14 | 172 | +22 | 236 | +30 |
52 | +7 | 116 | +15 | 180 | +23 | 244 | +31 |
60 | +8 | 124 | +16 | 188 | +24 | 252 | +32 |
また、ひとつの能力に振れる努力値の上限は252であることにも注意する必要があります。
努力値を振る方法
ここでは、実際に努力値を振っていく方法について解説します。
努力値を振る方法は大きく分けて2つ、ドーピングアイテムを用いる方法と、野生のポケモンを倒す方法があります。
前者は手っ取り早い代わりに大量のお金がかかり、後者は手間がかかる代わりにお金がかかりません。以下で両者について詳細に解説しますが、一長一短ですので好みの方法を採用してください。
ドーピングアイテムを用いる方法
この方法は、ドーピングアイテムや羽などの道具を用いて一瞬で努力値を振る方法です。
ドーピングアイテム
ドーピングアイテムとは、ポケモンの努力値を10上げるアイテムのことで、以下の6種類が該当します。
アイテム | 効果 |
---|---|
マックスアップ | ポケモンのHPの努力値を10上げる |
タウリン | ポケモンの攻撃の努力値を10上げる |
ブロムヘキシン | ポケモンの防御の努力値を10上げる |
リゾチウム | ポケモンの特攻の努力値を10上げる |
キトサン | ポケモンの特防の努力値を10上げる |
インドメタシン | ポケモンの素早さの努力値を10上げる |
これらのアイテムを用いることで、一気に努力値を振ることができます。
アイテムの入手方法については、テーブルシティやカラフシティ・フリッジタウン・ハッコウシティなどにある「ラッキーズ」というお店で1万円で買うことができます。
「ハネ」を使って微調整
ドーピングアイテムでは努力値は10刻みでしか振れないので、1の位の細かい調整は「ハネ」というアイテムを使って行うことになります。「ハネ」には以下の6種類が該当します。
アイテム | 効果 |
---|---|
たいりょくのハネ | ポケモンのHPの努力値を1上げる |
きんりょくのハネ | ポケモンの攻撃の努力値を1上げる |
ていこうのハネ | ポケモンの防御の努力値を1上げる |
ちりょくのハネ | ポケモンの特攻の努力値を1上げる |
せいしんのハネ | ポケモンの特防の努力値を1上げる |
しゅんぱつのハネ | ポケモンの素早さの努力値を1上げる |
ハネは、マップ上で集めたりレイドバトルの報酬でドロップしたりします。その他にも、マリナードタウンの競りでまとまった数を入手することもできるようです。
ハネが枯渇して微調整ができない場合は、仕方なく後述する「野生のポケモンを倒す方法」で残り少しの努力値を振るようにしましょう。
ドーピングアイテムを買うための金策
ドーピングアイテムはひとつ1万円と非常に高価であり、アイテムを買うためのお金集めにも少し工夫が必要になります。お金集めの方法はいくつかありますが、ここでは学校最強大会にニンフィアで出場する方法について紹介したいと思います。
学校最強大会は、ストーリークリア後に行うことができるグレープアカデミー主催のトーナメント大会なのですが、お守り小判を持たせることで大会一回で10万円以上のお金を集めることができます。そのため、この大会に何度も参加することがお金集めの近道になります。
そこで大会をできるだけ楽に勝ち抜けるポケモンとしてよく採用されているのが、夢特性のニンフィアなのです。
夢特性フェアリーボイスのニンフィアは、ハイパーボイスをフェアリータイプの高火力技として打つことができ、学校最強大会はニンフィアでハイパーボイスを連打しているだけで勝ち抜くことができます。Aボタンを連打するだけでいいので非常に楽ですね。
注意点として、手持ちは以下の条件を満たすニンフィア一体だけにして、学校最強大会に挑む必要があります。
・個体値は攻撃以外全て最大
・性格はひかえめ
・努力値は特攻252/素早さ172/防御84
・ハイパーボイスのPPは16にする
妥協してしまうとニンフィアが負けてしまう可能性が高くなってしまうので、できるだけ妥協しないようにしましょう。
Aボタン連打については、連射機能付きのコントローラーを用いると放置で勝手にお金集めをしてくれるので便利です。これについては、ボタンを押し続けているときに連射扱いになるものと、一度ボタンを押せばその後ボタンを押してなくても連射扱いになる「連射ホールド」機能付きのものとに分かれるため、好みで選びましょう。
野生のポケモンを倒す方法
先述のドーピングアイテムを用いる方法は非常にお金がかかってしまうため、お金を掛けられない場合はこちらの方法になります。
ポケモンでは、野生のポケモンを倒すことで倒したポケモンに応じた努力値が手持ちのポケモンに振られるようになっています。そのため、同じ野生のポケモンを倒し続けることで努力値振りを行うことができるのです。
注意点として、Let’s Goで倒して場合は努力値は入らないので、必ず通常の戦闘でポケモンを倒すようにしてください。
倒すポケモンと振られる努力値の対応などは、ポケモン徹底攻略さんなどを参考にすると良いでしょう。
努力値振りにおすすめのポケモン
努力値振りのために倒すポケモンとして、以下におすすめのポケモンを何匹か紹介します。これらのポケモンはレベルが低く、序盤でたくさん現れるため、簡単に努力値を振ることができます。
能力 | ポケモン | 場所 | 上昇幅 |
---|---|---|---|
HP | グルトン | コザシの小道 | +1 |
攻撃 | ヤング―ス | 入り江のほら穴 | +1 |
防御 | タマンチュラ・コフキムシ | コザシの小道 | +1 |
特攻 | デルビル | 入り江のほら穴 | +1 |
特防 | ハネッコ | コザシの小道 | +1 |
素早さ | ヤヤコマ・ムックル | 南2番エリア | +1 |
パワーアイテムを活用する
先述のポケモンでは、1匹ごとに1ずつしか努力値が振られませんが、パワーアイテムを用いることで、1匹倒すごとに+9の努力値を得ることができます。
持たせない場合と比較して効率が段違いなので、努力値振りを行う場合は努力値を振りたいポケモンにこれらのアイテムを持たせるようにしましょう。
パワーアイテムには以下の6種が該当し、その効果はアイテムを持たせたポケモンの戦闘後に得られる努力値を+8するというものになっています。
アイテム | 効果 |
---|---|
パワーウェイト | 戦闘後、持たせたポケモンのHPの努力値+8 |
パワーリスト | 戦闘後、持たせたポケモンの攻撃の努力値+8 |
パワーベルト | 戦闘後、持たせたポケモンの防御の努力値+8 |
パワーレンズ | 戦闘後、持たせたポケモンの特攻の努力値+8 |
パワーバンド | 戦闘後、持たせたポケモンの特防の努力値+8 |
パワーアンクル | 戦闘後、持たせたポケモンの素早さの努力値+8 |
パワーアイテムは、テーブルシティ・ハッコウシティ・カラフシティなどにあるデリバードポーチで購入することができます。
終わりに
以上で、努力値の振り方の解説を終わります。今後、新たに効率的な振り方が見つかった場合はその都度更新していきます。
本ブログでは、この他にも努力値調整に関する記事を投稿しているので、良ければ合わせて読んでみてください。